テンポが速い曲を流すと賭けのペースも加速

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音楽は私たちの気持ちや行動、時間やリスクの認識に影響を与えるほど大きな力を持つ一種の芸術です。音楽と人間の行動との関係は長年にわたり研究されており、音楽を厳選することで人に影響を与えられることは良く知られているところです。例えば、店舗で流れている曲は客の購買行動や滞在時間に影響を及ぼすよう選ばれており、カジノなどのギャンブル施設でも同じことが言えます。

テンポが速い曲はより活発な雰囲気を生み、ゆったりとした曲はリラックスさせるというように、音楽は特定の雰囲気作りに役立ちます。音楽心理学の研究が盛んに行われていますが、音楽がギャンブルに及ぼす影響を研究した特別な研究があります。この興味深い結果について、少し考えてみましょう。

テンポが速い曲を流すと賭けのペースも加速

2007年、音楽がキャンブル行動に及ぼす影響について3人の研究者が検証実験を行い、その結果を発表しました。研究者らは、遅いテンポの音楽、速いテンポの音楽、また音楽無しの環境がルーレットをプレイする参加者に影響を及ぼすかについて調査。

その結果、音楽のテンポはギャンブルに影響を及ぼし、特にゲームのスピードに大きな影響があることが分かりました。より速い音楽であるほど、賭けのペースも速まったのです。賭けのペースや掛け金の総額、ベットサイズと音楽の間には緊密な関係があり、この結果は賭けのペースを速めるために音楽をどのように利用すべきかという貴重な洞察をカジノにもたらしました。

ゆっくりとした音楽はギャンブルセッションを伸ばす?

その後の研究でも有望な結果が得られています。ノルウェー研究評議会の助成を受けたこの研究では、音楽とギャンブルについてより詳細な調査が行われました。研究では、100人以上のボランティアの参加者がスーパージャックをプレイする様子を追跡。実験は、参加者をゆっくりとしたジャズと速いテンポのポップスを聴く2グループに分けて行われました。その結果、速い曲の場合は賭けのペースを速めましたが、遅い曲も賭けの行動に影響を及ぼすことが分かりました。

遅い曲の場合、参加者はよりゆっくりプレイし、より長時間にわたり多くの賭けを行うようになりました。一般的にカジノは賑やかで活気があり、プレイヤーが大声で叫んだり笑ったりするのをよく耳にします。ロビーやバーにほろ酔いの人々が集まり、騒々しさに拍車をかけていることもよくあります。

ゆっくりとしたメロウな曲であれば、そういった興奮を抑えることもできます。客は圧倒されることなくより長い時間ギャンブルを楽しむことができるのです。確かに、チップを置くまでより長い時間がかかりますが、時間と共にベット額も増えていきます。

スロットやアーケードにおけるBGM

スロットやアーケードゲームもまた、音楽の種類により影響を受けます。アーケードやスロットの音楽はターゲット層に合わせていることが多く、ローテクなリールによるマシンとハイテクな機能が売りのマシンには違いがあります。

機能志向のアーケードやスロットの場合、メインターゲットは18歳から30歳までの男性であることが多く、BGMとしてダンスミュージックやロックミュージックが流れていたり、客のリクエストを受け付けることもあります。ギャンブラーによりリクエストされた曲は通常ギャンブルに大きな影響を与えます。なぜなら、これらの曲は個人的な意味を持ち、プレイに感情が反映されるためです。

一方でローテクマシンの場合は、45歳以上の女性を中心とした客層を対象にしていることが多く、これらのマシンがあるカジノ内のエリアでは1980年代のポップスが流れます。こういった戦略により、客の滞在時間を伸ばすことができるのです。

カジノは音楽がギャンブルに影響を及ぼすという事実を熟知しており、音楽やそのテンポの選択には最新の注意を払っています。マシンやゲーム、ホールの照明と組み合わせることで、ギャンブルのペースを速めたり、滞在時間を伸ばすよう促すことができるのです。カジノはこのような知識を活かし、収益向上につなげることができます。しかし、どのような道を選ぼうとも、一つ確かなことがあります。それは、カジノ側が決して負けないということです!